木曽平沢を訪ねる

先週のお休みを使って、長野の木曽平沢に行って来ました。ここは漆器職人が住む街、普段では見ることのない器や建物がたくさんあります。

"まるやま"はコミュニティスペースの名前。普段は閉じているけど、こうしてたまに開けて地元の人や観光客の憩いの場にしています。

"森カフェ"は不定期で開かれる間借りのコーヒー屋さん。シェアハウスの繋がりで仲良くなった女性が着物姿でコーヒーを淹れてくれます。
(前回彼女は私にコーヒーをいれる時の字は"淹れる"ではなく、"いれる"と書くものと教えてくれた)

軒先でコーヒーを飲みながら観光客と話したり、地元の人も入ってひと休み。そのときの雑談は聞いてて楽しいものばかり。

今回は「通り三軒」という言葉を教えてもらいました。昔この地域は入り口の大きさに応じて税金が掛かっていたそう。そのため、どのお家も通りに面した玄関の部分が小さめに作ってあるのだそう(小さめといっても、都会のお家の玄関よりはだいぶ大きいです。)そして私が驚いたのはここから。要するに入り口が小さい分、奥行きがあるというのです。
私は地元の方の親切に甘えて、家の奥まで見させてもらったのですが、奥行きは思ったよりも長く80メートルはありそう。

あと今回は若者3人で一軒を借りて、改築しながら住んでいるという人とも話をしました。話をしている姿と声に、生き生きとした感じを受けます。


木曽平沢の町並み
一軒の長さが奥行80メートルもある
カレーの前に出てきたブロッコリーのおつまみ
お饅頭、名前は忘れました。一文字目は木篇に戸と書くと教えてくれました。


見送りしてくれた時に車内から撮った写真




おまけ〜
夜はシェアハウスの人とその知り合い、自分の三人で白湯を飲みながら語る。途中、関心を広げるための習慣についての話になる。そのタイミングで私は7年前の実体験をシェアした。その頃の新宿コマ劇にはこころちゃんと呼ばれる女の子がいた。しばらく居るのできっと小学校には通っていないのだろう。こころちゃんはホームレスやそっちの筋の人たちに見守られながら、たくましく生きていた。汚れた大きめのクロックス*もどきを履いている姿が印象的だった。彼女は私が関心を持たなくなった頃のどこかの時期にいなくなり、その後コマ劇からはホームレスも消え、改修工事が行われる。今では昔のような広場が出来たが、こころちゃんはもとよりホームレスの人たちは戻らなかった。代わりに隣に綺麗で高い建物が2つ出来た。あとになってこころちゃんは児童福祉法に則って保護されたと聞いた。他のホームレスは適切なサービスを受けているのだろうか。

*クロックス:一時流行したスリッパのブランド名


このあとはニュージーランド編がスタート
お楽しみに😌

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