開かれた対話

精神科で仕事をしていた時に精神科医の斎藤学さんから、オープンダイアログ(開かれた対話)についての話を聞いた。フィンランドの画期的な治療法ということだった。

その内容のポイントを簡単に説明すると、精神の混乱をきた患者の話を一通り聞くのである。その話の内容やその真偽は問わない、一通り聞くことの出来るコミュニティを作ることが治療につながるというもの。
そんな画期的と言われた治療法についての講義が創始者の来日により、東京大学で行われていた。日本でのオープンダイアログについての講義は今回で二回目だと思う。

この治療法について宿に居る人と話す機会があった。その人はちょうどイタリア出身だったので、イタリアの精神科医療について質問した。

私*イタリアは精神科病院の廃止をしていますよね?
相手*そう、それは病院の廃止というよりは治療する場は残すけれども、入院の期間を短くするためのもの。そのために、「あなたは自分自身に治療が必要だと感じますか?」から始まっていくつかの質問がなされる
私*その方法が決まったのはいつ?
相手*30年以上前だと思う
私*当時の周りの反応は?
相手*反対意見が多かった。
私*反対意見がある中でリーダーとして牽引していた人物は誰?
相手*フランコ・バザリア
私*私はこの話題について勉強不足で知らないことが多い。今日はこのくらいにさせてください。今後私はバザリアについて調べるので、もしまた分からないことが出てきたらメールをさせてもらっても良いですか?

こうしてまた新しい人と繋がれたことが嬉しい。

オープンダイアログについてはまた書くことがあると思うが最初はこの辺で。。

今回も読んでいただきありがとうございました。

カウンセラーささき

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