左利きになった人の話の後日談

✨BGMにどうぞ👆

以前、怪我を理由に左手が使えるようになった男性の話を書いたが、あれから同じ人物が後日談を話しにきた。

前回のブログはこちらから👇


左利きになった前回のあとどういうことに気づいたかと俺が尋ねるとというと、男性は右手が疲れたら左手で物事をこなせるようになり、やれ肩こりが落ち着いただの、未だに右と左をとっさに理解できないことがあるだの言っていたが、その中でも俺が聞いてて面白いと思ったのはフランス人を騙してしまったという話だった。

この男性は過去に付き合っていたパートナーがフランス人との浮気(私が話を聞く限り、浮気とは思わないが…彼は確信をもったようにそう語る)をされたそうで、フランス人に対してネガティブな感情を抱いていた。”フランス人”に対してそう思うあたりからしてきっとその”浮気”とやらは一人や二人ではないのだろう。しかもそれを本人は伏せていて、フランス人のことは「なんとなく嫌」なんて言ったりするもんだから私からすると面白い。未だに本当のことは話さないが、俺ならその手の話はどんどんした方がいいと思う。笑えるし、いいネタだ。

閑話休題。男性はこの前、フランス人を相手に観光案内をしたそうだ。この人は憎悪があっても、それを四方八方に振りまくようなことはない。悪口や暴言を言うこともない。

彼のネガティブ感情の吐き出し方はとてもユニーク。観光案内の時に、フランス人と食事に行ったそうだが、その時、日本文化の話になったそうだ。そこで、彼は両手で箸を使って見せて、こう語ったらしい。

「私は文化というものは時代に合わせてプログレッシブに変わっていくものだと思っている。そういえば日本文化にも1つ昔から今へ変わってきた部分があって、最近日本人は両手を使って食事をすることが主流になってきているんです、右手では寿司、左手でラーメンを食べるってこともあるんですよ」

その話をしながら、実際に料理を両手で食べるのだから相手はすっかり信じてしまったようだ。二週間に後男性は観光案内で会ったフランス人からメールを受け取った。そこには良い趣味か友人を見つけた方がいいと書かれていたらしい。


マスター



0コメント

  • 1000 / 1000

YABARのブログ

様々な人が出入りするカフェバー そんなYABARのある日の記録