本やテレビにまつわる話

去年、私がアメリカのドキュメント番組の制作会社に勤めるている従兄弟のところに行った時にテレビのことについて聞く機会があった。いとこは昔であれば報道や制作をテレビ局が主導でやっていたが、インターネットが登場してからというものストリーミング*サービスが取って代わってしまったと話していた。

*ストリーミング:
通信回線で送受信される音声や動画を瞬時に見ることができる技術。

ネット上に玉石混交、ありとあらゆる情報がばら撒かれてしまう時代の到来である。しかも全世界即時的にだ。

かく言う私もネットストリーミングとは少し違うが、ネットを通して番組を見ることが多くなった。
ポピュラーなものだとYouTube、ほかにもSnap、ツイキャスや、Periscopeなど。

ただアメリカに滞在している時におかしなことを体験した。Hulu**を見られるか試してみたところ、まったく見られないのだ。dTV**もダメ。それではNetflix**ならどうかというと、見られるが、海外からだと現地のコンテンツに切り替わるため登録作品が微妙に変わってしまう。

**Hulu **dTV **Netflix:
インターネット上にあるレンタルビデオ屋さん。好きな作品を好きな時に見ることができる。定額で見放題のものが主流。値段は月に500円〜1000円が相場で、支払いにはクレジットカードが必要なものが多い。

日本で見ていたドラマが途中だったから、その続きを見ようと思って、海外からNetflixを開いたところ。そのドラマ自体がアメリカからは見られない。

つまりアメリカだとアメリカ人にウケるもの。ニュージーランドだとニュージーランド人にウケるものが陳列されている。
ビデオストリーミングサービスのローカライゼーション***化を感じた。

***ローカライゼーション:地方特有の仕様のこと
例)海外の人から見ると日本のトイレはローカライゼーション化されている。パネルには沢山のボタンがありそれを押すとお尻の穴を洗ったり、音楽が流れたり、風が吹いたりする

それに対して本の方は海外でもわりと好きな本を読むことが出来る環境が整っている。私は最近、読書だと電子版を読んでいる。

まずはdマガジン、これは海外にいても問題なく見られる。

他にも私が使ったことがあるのは、アマゾンのKindle。
さらにアマゾンは有料会員向きに読み放題サービスも始まって、日本以外にいながら自由に活字にありつくことができる環境が整ってきた。

電子書籍に対応していない本を読もうと思うと少し手間が掛かる。ただ、無理ではない。最近ではアマゾンの発送先を自炊業者***にお願いするとPDFファイルにしてメールで電子版を送ってくれるのだ。

***自炊業者: 本を電子化してくれる業者

ひいきにして使っているのは数寄庵さん。仙台の自炊業者である。冊数が少ない場合はわりと早く10日前後でPDFのダウンロードリンクがメールで送られてくる。

そうすると専門書や、ネット上にない書籍も読むことが出来る。これである程度カバーできたと思ったのだが、一つだけ落とし穴があった。

著者によっては電子書籍化に反対している人がいるため、自炊出来ないものがあるのだ。例えば、週刊少年ジャンプに連載していたスラムダンクやI"S、モーニングで連載していたMONSTERなんかは業者の方で電子書籍化を断られるのだ。

まぁ、漫画は日本に行くときの楽しみってことにすればいいのかもしれない。
早く日本に行って賭ケグルイの続きも読みたい。

小さな教授

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